第4回:投資においては99%の人間が失敗し、大衆はいつも敗北者
他人の意見に左右されてはいけません。
例外的に、意見を聞いてもいい人間とは、膨大な失敗の山の上に成功してきている人間です。
99%が負け組みとなる中で勝者となるには、自分を信頼する必要があります。自分の判断こそがす全てです。
自分自身を信頼する人間は、周囲の環境に左右されませんので、失敗するとしても自分自身の内部的な原因により失敗します。
その場合、どの部分に判断ミスがあったのかを冷静に分析することによって大部分の問題は解消します。
失敗するたびに、失敗によって色々なことを教えてもらい、失敗から学び、必ず上達していきます。
ところが、周囲の意見に左右される人間は、自分の判断ではなく周囲の意見を信頼して、それによって意思決定をしたわけですから、失敗してもそれは周囲の意見という、自分ではどうすることもできない要因によって失敗しています。
ですから、学びがないわけで、上達もしませんから次回もまたゼロからのやりなおしです。
さらに悪いことには、周囲の意見によって意思決定を下した人間は、外部の環境が悪くなってくると、簡単に自分の判断を変えてしまいます。
これは、もともと自分の判断に何の根拠もないからでして、一時的な外部の環境の変化に過敏に反応して、せっかくうまくいくチャンスが待っているのに、途中で変更して、みすみすチャンスを台無しにしたりします。
自分自身を信頼する人間は、多少の外部の環境変化があっても、動じず信念に従って一貫した判断をしますから、最終的には上手くいくことが多いです。
自分が自分を信頼してあげないで、誰が自分を信頼してあげられるのでしょうか?
「儲」という字は「信」じる「者」と書きます。どんなに負けが込んでいようが、絶対に最後まで自分を信じて儲けを手にしてください。
そして、自己責任の腹を決めた人が知識を得る時に、始めて成功への扉が開かれます。