金森重樹の不動産投資コラム 第2章:投資における心構え
「あなたは資産をいくらまで増加させたいですか?」5億?10億?100億?それとも…

第11回:コンフォートゾーン4「ネガティブな情報は無視」

前回の内容をもう少し、詳しくご説明します。

人間は、自分の欲求不満が合理的な方法で解消されない場合に、非合理的な適応の仕方をして、自分を守ろうとします。
これは、フロイトが打ち出した防御規制という概念です。

この内に「合理化」というものがあります。これは、自分の本当の欲求を自己欺瞞で偽り、自分がいまおかれている状況を正当化しようとすることです。

イソップ物語に「すっぱいブドウ」という話があります。

狐が高い所にあって、手が届かないブドウを見つけたのだけど食べることができません。

それで、どうしたかというと「あれは、酸っぱくておいしくないんだ」と言ったわけです。

ブドウの価値を相対的に引き下げることによって、自分自身の欲求不満を処理しているのです。

その本質は「負け惜しみ」だと言うことができます。

本当は、彼らだってお金儲けはしたいだろうし、頑張っていた時期もあったと思います。

ですが、色々やってみた結果、自分は金儲けの能力がないとはっきりと分かった結果、欲求不満が生じたわけです。

その結果、自分の金儲けに対する欲求と、自分が今おかれた状況である「稼ぐ能力がない」という現実のギャップを解消しようとして「世の中金儲けだけじゃない」という発言をするわけです。

ですから、そういう人に限って、金に汚かったりします。

これが、行き過ぎるとニーチェの言うところのルサンチマン(強者に対する弱者の憎悪や復讐衝動などの感情が内攻的に屈折している状態)となり、遂には「金持ちは悪いことをして儲けているから金持ちなんだ」「だから、貧しく生きることのほうが正しい」等という捻じ曲がった価値観になってしまいます。

ネガティブな情報は無視しましょう。

そのような人達の言葉の裏には、このような欲求不満が隠されているのです。

こんなことを頭の片隅にでもおいていたら、投資とかお金を稼ぐことに罪悪感を感じ、心理的にブレーキが掛かってしまいますから。

投資に対して罪悪感を感じることなく、まず経済的な安定だけに意識を集中してください。

そのためには、この不動産投資コラムに書いてある知識や情報を吸収して、セルフイメージをポジティブなものへと変えていく必要があります。

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