金森重樹の不動産投資コラム 第4章:巨額の自己資金なんて必要ない

第40回:収益還元法5「融資可能年数と元利金返済」

次に元利金返済ですが、これは物件の構造によって違います。

RCですと、融資期間は47年、重量鉄骨ですと融資期間は35年、軽量鉄骨または木造ですと22年を最大とし(これは、各金融機関で微妙に期間が異なります)、これから築後の経過年数を控除した期間が、融資可能年数です。

先程の例でいくと、平成元年築ですので、築17年と計算します。
としますと「47-17で30年」がローンが組める最長期間となります。

金利は4%を上限とみて、これで計算します。

今回のケースでは、物件価格24,000万円に、諸費用を約7%で1,700万円とみて、借入金額25,700万円、元利均等30年変動4%で組みますと、年間返済額1,472万円です。

右側の合計は487万円+1,472万円=1,956万円

左側(1,990)>右側(1,956)となります。

収益還元法でやって、左側が大きい場合には、希望金額の25,700万円は融資可能と予測されます。

実際にも彼女は、諸費用分も含めた満額の融資を受けて、物件を手に入れました。

今回お話した収益還元法の計算は、条件がつきます。次回はそれらの条件についてお話したいと思います。

改訂版「不動産投資の破壊的成功法」
どんな状況でも勝てる不変のルール
[ダイヤモンド社]1,620円(税込価格)
住宅ローンこそハイリスク「利回り」に目を奪われるな!
単行本:272ページ
著者:金森重樹
発売:2013/3/1
書籍詳細ページへ »

通販大家さんで不動産投資を始めるなら、まずはメルマガ登録(無料)から!

Copyright© Kanamori jitsugyo Co., Ltd. All Rights Reserved.
ページの一番上へ