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第62回:地主が有利とは限らない2「サブリース」
サブリースは撒餌です
地主さんの中には「家賃保証をしてもらって、安定経営をしたい」という方が、結構います。
企業努力によって収益向上を図るよりも「何もしないで、安定的な家賃が入ってくるほうが安全だ」と思っているわけです。
そのような場合には、元々サブリースでの保証分の費用が、建築コストに上乗せされていますから、返って高いものについてしまいます。
また、サブリースも【第19回】0か100かの丁半博打2、サブリース契約で述べた通り、何年かに1回は更新されますので、その際に家賃引き下げの合意が得られなければ、解約されてしまいます。
地主は「家賃保証があるから安全だ」と思って建てたのに、家賃保証を打ち切られると大変ですから、泣く泣く家賃引き下げに応じるという図式です。
まさに「二階に上がったら、はしごを外された」という状態ですね。
また「当初○年は、家賃保証の値段の変更をしない」という場合もありますが、その場合には、そもそも当初○年は、家賃保証など必要がないケースです。
建物が古くなってきた時にこそ、家賃保証は効果を発揮するものです。
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