金森重樹の不動産投資コラム 第5章:RCはアクセル、木造はブレーキ

第68回:木造は金がある人間が買うもの4「RCの収益還元図」

第四章【第40回】収益還元法5、融資可能年数と元利金返済の計算でいくと、年間家賃5,000万円の60%(80%-20%)が、3,000万円ですので、これで30年(360回)払い元利均等4%の借入金が、返済可能でなければなりません。

実際に借入期間30年、元利均等4%で借入金の返済額を計算してみますと、借入金が52,300万円の時に、年間返済額は2,996万円となって、3,000万円>2,996万円で、これが融資可能上限金額となります。

収益還元図
家賃収入の80% 4,000万円
(空室率を20%と想定)
家賃収入の20%諸費用率 1,000万円
元利均等年利:4%
借入期間:30年
年間返済額:2,996万円

とすると、このRC物件を購入するために必要な自己資金は、53,500-52,300=1,200万円です。

自己資金比率は、1,200÷53,500=2.24%となります。

つまり、この例が示すように、

木造 5,000万円、築17年グロス利回り10%の物件に
必要な自己資金は、4,000万円

RC(鉄筋コンクリート)構造5億円、築17年グロス利回り10%の物件に
必要な自己資金は、1,200万円

となります。

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