金森重樹の不動産投資コラム 第5章:RCはアクセル、木造はブレーキ

第70回:木造は金がある人間が買うもの6「DSCR」

投資用の不動産を、インターネットなどで探す際に、価格帯で探す人間がいますが、法定耐用年数の違いによるローンの付き易さの違いについて、全く理解していないと言わざるを得ません。

RC構造が47年、鉄骨が34年、木造が22年の法定耐用年数である以上は、

木造>鉄骨>RCの順番に、自己資金が必要となってきます。

RCは返済期間が長くとれるので、借入金額を大きくしても充分キャッシュフローが回っていくのに対して、木造物件は返済期間が短くなるため、キャッシュフローが回らず、相当な自己資金が必要になってくるという計算です。

また、相当な自己資金なく木造投資を行えば、DSCR(debt service coverage ratio=借入償還余裕率)が低くなってしまい、ちょっとした空室でも、デフォルトの危険性が高くなってしまいます。

*DSCR(借入償還余裕率)=NOT(純営業収益)÷借入金元利返済額

銀行は一般的に「DSCRが1.2以上の物件」でないと、融資しません。

改訂版「不動産投資の破壊的成功法」
どんな状況でも勝てる不変のルール
[ダイヤモンド社]1,620円(税込価格)
住宅ローンこそハイリスク「利回り」に目を奪われるな!
単行本:272ページ
著者:金森重樹
発売:2013/3/1
書籍詳細ページへ »

通販大家さんで不動産投資を始めるなら、まずはメルマガ登録(無料)から!

Copyright© Kanamori jitsugyo Co., Ltd. All Rights Reserved.
ページの一番上へ