金森重樹の不動産投資コラム 第5章:RCはアクセル、木造はブレーキ

第78回:消費税と減価償却費3「課税事業者が売主の場合」

買主としては、減価償却を大きくしてキャッシュフローを作り出そうとしますので、建物の価額が大きければ大きいほど良いわけです。

これに対して、売主としては、売買金額が決まっている以上は、建物の金額が大きくなると、その分消費税でもっていかれる額が大きくなって、自分の手取りが少なくなるので、仮に売主が課税事業者の場合には、売主と買主で利益が相反するんですよね。

売主はなるべく建物の価額を小さくしようとするし、買主はなるべく建物の価額を大きくしようとする。

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