金森重樹の不動産投資コラム 第5章:RCはアクセル、木造はブレーキ

第91回:レバレッジが効かなくてもいいのでしょうか?

実際にあった例で、駅から徒歩1分で、利回り10%の物件がありました。

この物件は、土地区画整理事業の区域内にあり、将来的には建物が取り壊される可能性があるため、銀行の融資が一切つかない物件でした。

そのため、2億円近い現金を用意する必要がありました。

利回り星人は、レバレッジが一切効かない物件でも投資するのでしょうか?

また、利回り星人は通常、自己資金をあまり持っていませんが、2億円という現金は用意できるのでしょうか?

そこまで極端でなくても、利回りが高い物件は、木造・鉄骨など法定耐用年数と融資期間の関係で、仮に利回りが10%であっても、自己資金を50%以上入れないといけない物件が多いですが、利回り星人は、レバレッジが効かないで、CCR(キャッシュオンキャッシュリターン=自己資金に対する収益率)が低い投資で、納得できるのでしょうか?

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