金森重樹の不動産投資コラム 第6章:エリアマーケティング

第108回:日本は確実に沈んでいく3「投資エリアマーケティング」

つまり「低位推計」〜「高位推計」までいずれのシナリオに立った場合であっても、日本の人口はあと数年内には確実に減少の過程に入るわけです。

ただし、日本全体の人口が減少するからといって、日本全土に亘って人口が均一的に減少していくわけではありません。

人口が増えるエリアもあれば、減るエリアもあるわけで、全体の流れは理解しつつ、自分が投資しようとしている個別の物件を取り巻く環境を見ていく必要があります。

これまで不動産投資をする場合に、エリアマーケティングは、あまり重視されてきませんでした。

というのは、賃貸住宅への不動産投資というものが日本で始まって以来、日本全体の人口が増加しており、減少するということは一度もありませんでした。

ですから、仮にエリアごとに需給のばらつきがあったとしても、需要が全体的に増加することで個別のエリアの需給の偏在をある程度吸収してきていたからです。

ですから、その駅がどのような駅であれ「駅から徒歩10分以内」等という基準で、物件の選択が行われてきたわけです。

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