金森重樹の不動産投資コラム 第6章:エリアマーケティング

第109回:日本は確実に沈んでいく4「賃貸需要と供給」

しかし本来、物の価格は、基本的には需給によって定まるものであり、不動産の賃料もその例外ではありません。

賃貸需要が多いにもかかわらず、物件の供給が少なければ賃料相場は高止まりするでしょうし、逆に賃貸需要が少ないにもかかわらず、物件が過剰であるとすれば、賃料はどこまでも下がることになります。

また、不動産賃貸市場においても、空室リスクは、賃貸物件の需要と供給される物件数によって決まることになります。

賃貸需要が多い所では、空室リスクは少ないでしょうし、需要が少ないエリアに間違って投資してしまえば、常に空室のリスクにさらされることに成るわけです。

そこにきて、今世紀初頭から日本の人口が全体的に減少を始めているわけですから、今後はエリアによる需給の偏在は顕著に現れてくることになります。

その意味では、不動産投資においてもマーケティング的な観点を外すことはできません。

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