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第110回:日本は確実に沈んでいく5「都道府県の将来推計人口」
県別に絞り込んでみると、日本全体で人口が減少するといっても、減少の度合いには、ばらつきがあるわけでして、次に都道府県別に人口がどのように減少していくか見てみましょう。
より、減少の程度の少ないエリアで不動産投資をして、空室リスクをなるべく押さえたいものですよね。
同じく、国立社会保障・人口問題研究所が2002年3月に推計した都道府県の将来推計人口を見てみましょう。
2000年を100とした場合の2030年の人口(都道府県)
全国 | 92.6 |
北海道 | 83.9 |
宮城県 | 98.0 |
東京都 | 100.7 |
千葉県 | 97.3 |
埼玉県 | 99.7 |
神奈川県 | 101.6 |
愛知県 | 97.0 |
大阪府 | 87.0 |
滋賀県 | 113.9 |
福岡県 | 99.4 |
沖縄県 | 108.4 |
となっており、全国的に人口が減少するとはいっても、県別にみれば、人口が増加しているエリアは結構あります。
全国平均の2000年を100とした場合の指標である92.6に対して、北海道、大阪はこれをさらに上回る大幅な人口減少が見込まれるエリアとなっています。
非常に大雑把にいって、同じ利回りであれば、北海道、大阪よりも首都圏を中心としたエリアに投資した方が安全ということです。
とはいっても、同じ県の中でも、エリアによって人口の推移はかなり違ってきます。
ですから、さらに細かく調べるためには、市町村単位で人口の推移を見ていく必要があります。
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