金森重樹の不動産投資コラム 第7章:物件の選び方

第137回:レントロール8「任意売却はおいしいか?」

競売に業者以外の一般の人間が、参加するようになってこの方、落札価格が高騰して、以前のようにはうまみがなくなってしまいました。

それで任意売却に淡い幻想を抱く方がいるのですが、銀行も、少しでも融資残高を回収しようとするので、業者を何社か集めて、簡易入札方式で売却を決定します。相対での任意売却というのは、最近はとんと見かけません。

僕も簡易入札方式などで、たまに札を入れることがありますが、結構な田舎なんでこんな所にまでファンドは来ないだろうと高をくくっていて、実際に蓋を空けてみると、ファンドがびっくりするくらい高い金額で入れていたりして、ごっそりと物件を持っていくケースがあったりします。

じゃあ物件はどうやって見つければいいか?

業者間に流れている通常の物件で、レインズに載る前の物件が、一番おいしいんじゃないでしょうか?
レインズに載ってしまうと、あちこちから引き合いが来てしまいますので……

あるいは、レインズに載った後でも、エンドのお客さんが融資付けに困っている間に、通販大家さんのようなファイナンスアレンジができる不動産投資顧問業者に依頼して、横取りするのもいいんではないでしょうか。

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